芝界隈の上質な時間

この地が中心であると実感する

この地が中心であると実感する

徳川家の菩提寺として隆盛を極めた「増上寺」を中心地として、大名屋敷が立ち並んでいた芝界隈。「浜松町」駅から「旧芝離宮恩賜庭園」へと向かう。
 ここは大名屋敷の庭園であった場所。かつては海水を取り入れ、潮の干満により変化する庭園の表情を楽しんだ。今は淡水の池だが、時おり海から運ばれてくる潮風が、江戸に生きた人々の風流を伝えてくる。
 芝界隈は明治の文豪・尾崎紅葉が生まれた街。この地には紅葉が多感な時期を過ごした東京が今でも残っている。たとえば「芝公園」。ケヤキやイチョウの大木に覆われた深い緑を歩き、古来から人々の営みがあったことを裏付ける「芝丸山古墳」を登る。頂きに向かうにつれ、都心の雑踏が薄らいでいく。隣接する「増上寺」の境内からは昭和33年(1958)に完成した「東京タワー」がそびえ立ち、本堂と時代を超えた絶妙な調和を見せている。
 再生する東京と変わらない東京。江戸の昔から時代をつくってきた芝界隈が、この先も都市生活者を牽引していく。

クレストプライムタワー芝map

Course of SHIBA

旧芝離宮恩賜庭園image

小田原藩老中大久保中朝の上屋敷だった、東京に現存する最古の大名庭園。

イタリア公園image

「日本におけるイタリア2001年」を記念し、同国から寄贈された。

芝大神宮image

寛弘2年(1005)に創建された「関東のお伊勢様」。

浜離宮恩賜公園image

江戸時代の大名庭園で、明治維新後は皇室の離宮となった。現在も海水を取り入れている回遊式庭園。

芝公園image

明治6年(1873)に開園した、日本最古の公園のひとつ。

伊能忠敬測地遺功表image

日本全土の地図をつくった伊能忠敬の功績をたたえた記念碑。

芝東照宮image

3代将軍徳川家光のお手植と伝わる、イチョウの木がある。

増上寺image

明徳4年(1393)に開山された浄土宗の大寺。江戸幕府の成立後、徳川家の菩提寺として栄えた。

東京タワーimage

昭和33年(1958)に完成した東京のシンボル。明治時代は上流階級のサロン「紅葉館」があった。